1万円以下でボルダリング壁を作る方法

 

この記事の目的

この記事は、
・ ジムでボルダリングをやっていてトレーニングの為に自宅に作ってみたいという方や、
・ 子供にやらせてみたいしカッコいいので、自宅の壁にクライミングウォールを作ってみたい
といった方で、

できるだけ安く作りたい!
という方を対象にしています。

工務店や設計事務所の方で、
お客さんにボルダリング壁の作成を依頼されたんだけどサッパリ分からない、
といった方にも参考になるかと思います。
 

そんなことできるの?

1万円で、というのは結構驚かれる方が多いと思いますが、実際に可能です。
どれくらいの面積までできるのかというと、
・幅 1.8m
・高さ 2.7m
これくらいまでは可能です。

※ ちなみに税抜き価格でお願いいたします(^^;
※ ホールドの代金は含まれていません。
 

前提条件

1.ネジ止めのホールドを使う

 ボルト止めのホールドを設置するには、ナットを入れたボルダリング用パネルが必要です。
 これはサブロクサイズ 2万円/枚 位しますので、上記面積では工事費トータルで10万円以上はかかります。
 従って一気に予算オーバー。使う事ができません。

 そこでどうするかというと、設置するホールドを、ボルト止めではなく、GCHのネジ止めのものを選んでください。
 GCHではネジ止めホールドのラインナップ拡充に力を入れており、ボルト止めと同じ形状のホールドもあります。
 (お得なセット商品もありますよ)
    

 また、ネジ止めでも十分な固定力が得られる様、ネジ穴の位置を最適にしたり、数を多めにしています。
 そういったネジ止めホールドを選べば、コスパ的にハードルが高いナットを入れたボルダリング用パネルは不要です。

2.取り付けるのは一般的な石膏ボードの壁でOK

 一般住宅では法律上耐火構造にする必要があるため、ほとんどが12?の石膏ボード+クロス仕上げです。
 そういった壁への設置を想定します
 壁に合板固定用のネジ穴が開くのも前提という事ですが、これはボルト止めホールドを使う場合も同じです。

3.壁の位置は下地によって決まります

 取り付ける合板は、石膏ボードを固定している下地に固定します。
 従って厳密に位置を決める前に、下地の位置を出す必要があります。

4.インパクトドライバー、電動ドライバーは持っている

↑は持っているものとさせていただきます。
(まともなインパクトは一万円以上しますので…)
 

必要なものと予算

1.合板(OSB合板で、1200円 x 6 = 7200円)

 合板にはたくさんの種類があり、どれが使えるのか分からない方も多いと思います。
 以下にホームセンターなどで簡単に入手でき、安価で強度的にも問題ない合板を示します(お勧め順)
 ・OSB合板
        
         お勧めできる合板です。表面の文字が気になる場合は、サンディングしたり塗装する方法があります。
   意匠的にも良好で、そのままご利用になる方も少なくありません。
 ・コンパネ(コンクリートパネル)
        
   ウレタンの防水塗装がされた、型枠用の合板です。オレンジ色のウレタン塗装がされていますので、気に入ったならそのまま表面に使えますが、外観の為の塗装ではないので、品質はバラバラだと思った方が良いでしょう。多く流通している物は、は12mm厚で、値段はOSBや針葉樹合板より高いです。
 ・針葉樹合板
        
   3プライ品(3層)と5プライ品がありますが、できれば5プライ品が良いでしょう。
   ホームセンターで売っている物に多いのですが、節があったり抜けていたり、パテでの修正部分が多いものはお勧めできません。
   また、針葉樹は広葉樹に比べて密度が低いので、表面に塗装を厚塗りする事をお勧めします。
 ・ラワンベニヤ
   ラワンベニヤも使えます。ただ、長く使っていると表面の繊維が削れることがあります。気になりそうな場合は、あらかじめ何らかの塗装をしてください。


 お勧めしない合板
    ・〇〇ランバー(シナランバー等)
    ・集成材の合板
 その他無垢材もおすすめしません。

 ボルダリング用の壁の厚さとしてはネジの効きを考慮して 18mm以上 を推奨します
 上記入手性の良い合板は、~12mmの事が多いと思います。上記の面積(幅 1.8m 高さ 2.7m)の為には、9mm厚の合板を6枚買い、2枚重ねで使用します
 使う合板の種類は統一した方が良いでしょう。なぜなら、各合板間で表示の寸法が同じでも、微妙にカット寸法が違う場合があるからです。違う種類の合板は、重ねた時、多少加工が必要になる可能性があります。

 壁の厚さの決め方ですが、もし、合板を取り付ける石膏ボードの壁(クロス仕上げ)にネジの穴が開くのが嫌なら、合計24mm以上になるようにします。そして使用するネジも、ホールドにネジを入れた時に先端の飛び出し部分が 20mm ~ 24mm の間になるように選びます(石膏ボードとボルダリング用壁の間に空間を作る方法もあります)
 石膏ボードの壁にネジ穴が開くのを気にしないのであれば、合計18mmあればOKです。

2.下地探し(1,000円)

 上記合板は石膏ボードが固定されている下地に対して固定します。その下地を探す道具です。
 これもホームセンターで売っています。
 針を刺した時の抵抗感で探るもの、
 石膏ボードを固定しているネジの位置をマグネットで探るもの、
 両方を組み合わせたものがあります。
 両方を組み合わせたものがお勧めです。

3.ネジ(500円)

 割れにくいとうたっているものがお勧めです。
 長さは、板厚 24mm + 石膏ボード 12.5mm + 下地食い込み分 20mm とすると、最低 57mm、実際にはもう少し長い方が安定します。

4.4mmの穴を開けられるの木工用ビット(500円)

    合板を固定する時、合板にネジが効いてしまうと固定力が落ちます。
    そうならない様に、あらかじめ、合板に穴を開けるために必要です。
    固定に使用するネジの径が3.8mmを想定し、4mmと表記しております。
 

取り付け手順

    1.取り付け面に合う様に合板をカットする

   一般住宅ですと天井高が 2.4m ~ 2.5m ですので、用意した合板3枚分(2.7m)ではカットが必要です。
        あらかじめ高さをはかっておくと、合板購入時にホームセンターでカットしてもらえます。

    2.下地を探す

   購入した下地探しで下地の柱を探しますが、その前におおまかなの位置の見当をつけましょう。
   指の甲側で、壁をコンコンとやると、響きがある所と響きがないところがあります。
   響きのないところに、下地の柱があります。

    3.合板に下穴を開ける

        購入した木工用ビットで穴を開けます。
        ネジを打つ間隔は、45.5cm間隔(合板一枚当たり3列 × 5行=15か所)でOKです。
        一般住宅であれば、大抵の場合 下地も 45.5cm間隔にあると思いますので、そこに合板が合うように壁の位置を決めるのがポイントです。

    4.合板を2枚重ねで取り付ける

        完成です。


上記の通り、合計 9,200円 で ボルダリング用の壁はできます。
塗装をした方が良いと思えば塗料等が、
合板のカットをホームセンターでしてもらうのであればカット料金等が
角をサンディングするなら紙やすり等の代金が加わりますが、それほど乖離した金額にはならないでしょう。
 

賃貸物件にも可能性あり

賃貸物件では、引き渡すときに原状回復の義務がありますので、大きな造作はできない、と思っている方も多いと思います。
実際、上記の方法では壁にネジ穴が空きますので、原状回復の必要はあります。

ただ、原状回復の為の費用はそれほどではないのではないでしょうか。
ボルダリング壁の撤去を除けば、原状回復の為の作業は、
・ネジ穴のパテ埋め(穴が多い場合は石膏ボードの交換?)
・クロス張り直し
くらいの作業と思われますので、それほどの費用は掛からない可能性が高いです。
大家さんや管理会社などにご相談してみていただければ、賃貸物件でもボルダリング壁の設置が可能かもしれません。

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