自宅・マンションにボルダリング壁を作る費用と方法

Author 山本 忠隆

自宅のボルダリング壁は、幅1.8m・高さ2.7mまでの垂直壁なら、壁の材料が1万円前後、ホールドが1万6千円台からで自作できます。業者に壁をお願いする場合も、ホールドをメーカーから直接買えば費用を大きく抑えられます。この記事では、設置する場所の選び方、費用の目安、自作するか業者に頼むかの判断基準を、クライミングホールドメーカーの立場からまとめました。

どこに作れる? 場所ごとの向き・不向き

ボルダリング壁に必要なのは、幅1.8m前後・高さ2.4m以上の平らな面と、その前に1.5m以上の着地スペースです。設置場所ごとの注意点は次のとおりです。

  • リビング・子供部屋の壁:いちばん多いパターンです。壁の裏の間柱(下地)に合板をビスで固定します。下地の位置は、下地センサー(1,000円前後)で探せます。
  • 廊下・階段の壁:幅は取れませんが、トラバース(横移動)用の低い壁なら作れます。着地スペースが取りにくいので、高さは低めにします。
  • マンション:コンクリート壁や共用部分には直接打てません。室内の石こうボード壁でも、下地(間柱)が入っていれば木ネジで合板を固定できます。下地がない場合は、床と天井で突っ張る柱を立てて、その柱に合板を取り付ける方法が一般的です。突っ張り柱を使う場合は、登ったときに壁が手前に倒れてこないよう、天井や壁への追加の固定をおすすめしています。
  • 賃貸:原状回復が条件になります。壁に直接打たず、突っ張り柱や自立フレームに合板を付ける方法なら、退去時に外せます。この場合も、倒れ止めの固定を忘れずに。
  • ガレージ・屋外:雨と紫外線で合板とホールドが傷みます。屋外に置く場合は 屋外への設置について をお読みください。

どの場所でも、落下面には厚手のマットを敷いてください。マンションや2階では、マットが下の階への音と振動の対策にもなります。

費用の目安

費用は「壁をどう作るか」と「ホールドをいくつ付けるか」で決まります。ホールドの価格は当店のセット商品、ナットの価格は当店の部材の価格です。合板・ビス・マットはホームセンターや通販で確認してください。

作り方 壁の材料 ホールド 向いている人
A. ネジ止めで自作
(幅1.8m・高さ2.7m)
9mm合板6枚を2枚重ね、ビス、下地センサー、ドリルビットで約9,200円 ネジ止めセット(小中21個)16,280円から。34個のABセットで30,580円 初めて作る方、賃貸の方、予算を抑えたい方
B. ボルト止めで自作
(3×6合板1枚あたり)
合板は15mm以上(18mm以上推奨)。爪付きナットは1枚に約40から44個で1,500円から1,700円(1個37円) ボルト止めセット(34個)30,580円から。ボルトは付属 ホールドの位置をあとから自由に変えたい方、長く使いたい方
C. 壁は業者、ホールドは直販 工務店や大工さんに壁だけを依頼(傾斜壁、2面以上、壁に下地がない場合など) 当店で必要数をご提案。配置図の作成も可能 傾斜壁を作りたい方、マンションで壁に打てない方

Aの方法で壁を作ってネジ止めセット(21個)を付けると、合計はおよそ2万6千円です。ホールドの数を増やすほど登り方の幅が広がるので、予算に余裕があれば34個のセットをおすすめします。

ホールド数の目安が分からない場合は、壁の幅と高さを教えていただければ無料でお答えします。→ 無料のお見積もり・ご相談

自作するか、業者に頼むか

次の条件に当てはまれば、自作で十分です。

  • 垂直の壁で、幅1.8m以内
  • 既存の壁に下地(間柱)がある、または突っ張り柱で代用できる
  • 電動ドリルが使える

傾斜壁(かぶった壁)を作りたい、2面以上をつなげたい、コンクリート壁にしか面していない、といった場合は、壁の骨組みだけを工務店や大工さんに頼むのが確実です。このとき、ホールドまで業者にまとめて頼むと割高になりがちです。壁は業者、ホールドは当店から直接、と分けると費用を抑えられます。詳しくは 事業者(工務店・建築業など)の方へ に、保育園や小学校での分業の例を載せています。業者の方にこのページを見せていただければ、ナットの間隔や合板の厚みもこちらからご案内します。

安全のために守りたいこと

  • 高さは2.7mまで:住宅の天井高は2.4m前後が多いので、室内なら問題になることはほとんどありません。それ以上高くすると落下時のけがのリスクが上がります。初心者やお子さまが使う壁は、しっかり持てるガバ中心にするとなお安心です。
  • 合板は15mm以上:薄い合板はホールドに体重がかかるとたわみ、ナットが抜けます。9mm合板を使う場合は2枚重ねにします。
  • 必ず下地に固定:石こうボードだけにビスを打っても保持力がありません。
  • マットを敷く:着地面全体に、厚さのあるマットを隙間なく敷きます。
  • ホールドは割れにくいものを:当店のホールドはすべてポリウレタン製で、ワッシャー入り・回転留め穴付きです。安いホールドの見分け方は 初心者向けクライミングホールドの選び方 にまとめています。

作る手順(自作の場合)

  1. 場所と大きさを決め、着地スペースとマットの置き場を確保する
  2. ネジ止めかボルト止めかを決める(違いはこちら)
  3. 合板を用意し、ボルト止めなら爪付きナットを打ち込む(パネルの取り付けについて)
  4. 下地を探して合板を壁に固定する(1万円以下で自作する方法)
  5. ホールドを取り付ける。配置に迷ったら ホールド配置図の作成 もご利用いただけます

自宅の壁に合うホールドを探す

ゴライアスのホールドは日本製・メーカー直販です。すべて割れにくいポリウレタン製で、1年保証付き。

→ ご自宅のウォールにおすすめ(ビス止め)
→ ご自宅のウォールにおすすめ(ボルト止め)
→ ホールドセット一覧 / 子供におすすめのホールド
→ 必要な数がわからない方は、無料でお見積もりします

お問い合わせ

お客様によって、
・ご利用になられる方の年齢、体格、クライミング経験、
・クライミングウォールの厚さや角度、面積、等、
条件は様々です。
それらをヒアリングさせていただき、確実に設置可能で飽きにくいホールドをご提案させていただきます。

お問い合わせは以下からお願いいたします。

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